
FAQ よくある質問

| 天然繊維素材について | 製品について | 企画・生産について | その他 |
天然繊維素材について
1ウール(羊毛)と言っても紳士服地用から婦人ニット編地用など種類が豊富と聞いていますが?
地球上には約3000種類の羊がいます。羊の血統や種類によって、またその生息する国や地域によって、それぞれ品質が異なり、その品質に合わせた製品が作られます。例えば、オーストラリアのタスマニア島のスーパーファインメリノは高級紳士服には欠かせないウールですし、フランスのリムザン地方のテクセルシープは羊毛布団の中綿として貴重な素材となります。
2目で見てわかるフワフラ感を出したいのですが?
アンゴラです。これに優る物はありません。しかし物珍しい雰囲気を作り出すならツクツクしてるがラビットやチンチラなどのアニマルヘアーを研究するのも楽しいものです。
3天然繊維の色を生かしたいのですが?
羊にも黒いものやグレーのウールを産出するものもあります。また有名なのはアルパカ、キャメルなど自然の色合いを大事に使うこともできます。
4毛刈して裸になった羊さんって寒そうですが大丈夫なの?
羊だって風邪をひきます。ですから冬が終わって暖かい日が続く頃に毛刈をします。豪州やNZのような南半球では9~11月頃、英国やフランスのような北半球では4~6月頃に毛刈をします。
5牧場に雪が積もったら牧草食べられなくなりませんか?
いいえ、北欧の羊などは雪の上でも平気です。自分の体温で雪を溶かして下の草を食べるのです。
また冷たい雨が降っても自分の羊毛で水分をはじくので体はいつもポカポカです。
6オーストラリアの羊と英国の羊とは種類は違うのですか?
地球上の羊の種類は約3000種と言われます。日本人とフランス人が違うように所変われば羊も変わります。ある羊のウールは細くしなやかで、ある羊のウールはサッカーボールのように弾んでいます。
7一頭の羊からどのくらいのウールが取れるの?
約4kgですが、綺麗に洗毛すると約2~3kgになります。スーツなら2枚羊毛布団なら1枚くらいでしょうか。
8カシミアって何故細いの?
年間の気温差が40度もあるような気象環境の厳しい地域で生息してるので、太くて固い毛の中に、細くて柔らかい保温性のあるうぶげが生えます。そこを抽出したものがカシミアです。砂漠のキャメルも同様です。
9羊毛やカシミアなどの天然の色は?
白、黒、茶系、グレー系です。緑や青、赤といったものは、まだ見た事ありません。こればかりは神様のみ知るです。
10ワイン ボジョレーヌーボーのように一番刈りの羊毛で作られる製品はあるのですか?
基本的に羊は年に1回の毛刈りをします。毛刈りの時期に一番最初に刈り取られたウールを集めて製品化すればボジョレーヌーボーのウールと言えますね。
11羊毛の価格は?
羊毛は国際相場商品ですから、現地では毎日価格は上下しています。私どもは常に情報を収集・分析し、タイムリーな買い付けを目指しています。このようにしてできる限り私たちはお客様への価格の安定を維持するよう努力しています。
製品について
1製品で光沢を追求したい場合はどのような素材を使えばいいのでしょうか?
専門用語で『てかり』とか『つや』を要求する時は、ラスター系の羊のウールをお薦めします。
ファイバーにクリンプが少なく直毛系なので、ペタッとした生地になり発色に優れます。
ブルーフェースとかリンコーン、さらにはモヘア等が最適です。さらに高級感溢れる超極細番手ならカシミアでしょう。さらにしっとり感を望むならシルクへと行きましょうか。
2羊毛断熱材は夏暑くありませんか?
ウールは室内の湿気を吸収してくれます。また暑い外気温をウールの中に含まれる空気で遮断してくれます。だから夏でも涼しいクール・ウールと呼ばれるのです。一方冬はセーターの如く室内は保温効果抜群です。
3羊毛断熱材は輸入されてくるのですか?
いいえ、日本のウールマーク認定工場で日本の生活環境に合った品質のものを加工しお届けしています。だからより安心なのです。
4羊毛断熱材は自由にカットできますか?
狭い所、歪な所、どんな所でも隙間なく自由に切り取ってはめ込んでください。とても簡単です。
5羊毛断熱材は誰が発明したのですか?
1970年代から英国やオーストラリアの羊毛研究機関などの間でその効能などの調査はされていました。
1980年代になって英国や北欧、北米の一般家庭で普及し始め、1990年代にはニュージランドやオーストラリアで開発された商品が日本へも少しづつ輸出されるようになりました。既に欧州では羊毛断熱材は当たり前、今後日本でも需要が増加するでしょう。
6品質トラブルは?
天然繊維は合繊とは異なり、同じタイプの物でもロットによって少しづつ異なります。私たちはその差を最小限に留めるよう努力しています。繊維原料の原産国での検品、船積み前の検品、貨物到着後の検品、このようにして安心をお客様にお届けしています。
企画・生産について
1どれくらいの数量から注文できますか?
現地での洗浄加工や海上輸送コストを考えると、通常は10~20トン単位でのお取引となりますが、試験的に少量のご使用という事も考えられますので、その時には数十キロ、数百キロのご注文にも対応できる場合もありますので担当者にご相談ください。
2発注して何日くらいで納品できますか?
当社の国内在庫のあるものなら、2/3日以内にお届け致します。海外に在庫している物は、1~2ヶ月の航海日数がかかります。お急ぎの場合は航空便での輸入も可能です。ご相談ください。
3どんな糸やファブリックでも見本を準備できますか?
いわゆる定番と言われる商品の見本は常に当社に保管されていますが、お客様のオリジナル性を出すような商品の場合は見本作りからご意見を聞きながら入っていかなければなりません。でも、そのための叩き台となる見本は準備できます。
4いろいろな見本を見ることできますか?
何を作りたいか、どのような風合い、見栄え、質感を希望するかを当社の工場長にお問い合わせください。お話をお聞きする中から、希望に近い適品の見本をお見せいたします。
5紡績工場など見学できますか?
勿論です。現場のエンジニアや紡績技術者、デザイナーなどと必要に応じて相談しながら物作りをしますので工場見学も重要な仕事と言えます。
6どのくらいの数量から糸や織物、ニット生地などを生産できますか?
その商品によって違いますので一概には言えません。でも少量の試作からできますので、詳しくは工場長にお問い合わせください。
7海外の製品を代行輸入してくれますか?
ご希望の商品とその海外のメーカー名をお知らせください。当社の担当者が現地メーカーとの交渉や輸入業務などのお手伝いを致します。
8代行輸入は少量でも可能ですか?
企業の方へのサンプル輸入などのお手伝いは致しますが、個人の方からの代行輸入のご依頼はお受け致しかねますのでご了承ください。
9個人で買い物したいのですが?
代行輸入以外の商品でしたら、個人のお客様でも歓迎します。国内の当社関連メーカーからご希望の商品を出荷致します。
10来年流行しそうなアメリカン・カジュアルって何?
当社の専門スタッフが常にそのメーカーや販売ルートなどの情報をキャッチしていますのでお問い合わせください。本場ニューヨークの店頭より、あなたの店頭の方が早く品揃えできるかもしれません。
その他の質問
1海外の牧場にも行くのですか?
勿論です。羊毛は農作物ですから、その年の天候状態によって品質は大きく左右されます。ワインと同じです。私たちは牧場の環境、飼料となる牧草状態などを調査する為に定期的に現地にいきます。
2海外出張は多いのですか?
必要に応じて世界中どこにでも行きます。欧米の展示会からオーストラリアの大草原の牧場まで。
3長尾商事株式会社は、どこにあるの?
名古屋市中区丸の内というビジネス街ですが、名古屋城の外堀に面しているので比較的緑の多い場所です。
自動車ならJR名古屋駅から約5分、県営名古屋小牧空港から20分くらいなので便利な所です。